タケぶろぐ

投資と保険とお金のことなんでもブログ

積み立て投資信託の多くが3年未満で解約されてしまう理由を考察|投資信託で損をしないための3つのポイント

※当サイトはプロモーションが含まれます

Kindle版¥1,287   Kindle版¥1,560
 

オススメ記事

【早期リタイア】FIREするには”生活費25年分”の資金が必要⁉FIREの魅力とリスクを解説

全4種類のFIREとその特徴を紹介|3,000万円あればサイドFIREできる?【経済的自立・早期退職】

【2023年版】10万円以下で買えるおすすめの株主優待銘柄

 

QUICK資産運用研究所の調査によると、

とかなり短期間という結果になっています。

 

今回は、

積み立て投資信託の多くが

3年未満で解約されてしまう理由

について考察していきます。

 

積み立て投資信託のメリット

まずは数多くある投資形態の中で、積み立て投資信託という選択をするメリットを見ていきます。

 

  • 簡単

文字通り投資を信託するわけなので、お金を支払って”おまかせ”できるという手軽さが一番の魅力です。

自分で日々の株価の値動きを確認したり、売買の手続きをする必要がないわけです。

また投資の知識や経験も必要最低限で問題ありません。

 

商品により差はありますが、基本的に投資信託分散投資になっています

例えば投資信託の純資産額第1位である

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

の現時点での内訳は以下の通りです。

  • 米国60%
  • 欧州11%
  • 日本5.5%
  • 新興国11%
  • その他12.5%

※2023年時点

 

世界中に分散されており、さらに株式だけではなく国債や不動産など幅広く投資しています。

それらを個人でやるにはあまりにもハードルが高く資金も必要になりますが、投資信託であれば簡単に分散投資ができます。

 

ドルコスト均等法

ドルコスト平均法とは、

”金額が変動する商品を少額づつ同じ金額で、一定間隔で購入し続けるという方法”のことです。

それにより”高値掴み”を回避することができます。

ドルコスト均等法で長く続けることでリスクを抑えることができるのが積み立て投資信託のメリットです。

 

 

 

投資信託のデメリット

 

  • 手数料がかかる

投資信託はファンドに自分の代わりに投資してもらうため当然ながら手数料がかかります。

手数料は売買手数料信託手数料があります。

  • 売買手数料=投資信託を購入するときと売却するときにかかる手数料
  • 信託手数料=運用費として毎年かかる手数料
  •  

積み立て投資は毎月細かく購入するシステムのため購入手数料が無料のものも多いですが、信託手数料はかかります。

信託手数料は0.05%~2%と商品によってかなり幅が広いです。

 

  • つまらない

投資をプロに一任する便利さとは裏腹に、投資の面白さや楽しさを感じにくい特徴があります。

手間がかからないということは裏を返すと、日々チャートを眺めたり買い時の銘柄を探したりという投資を楽しさも必要ないということになります。

もしあなたが投資信託をきっかけに個別株やFXなど他の投資に興味を持ち始めたとしたら、安定と低リスクのための投資信託という選択に物足りなく感じるかもしれません。

 

  • 短期間に大きな利益が出にくい

投資信託のみならず長期投資全般に言えることではありますが、短期間に大きな利益を生むことはあまり望めません。

投資信託は過去の歴史から見ても、メジャーな指数に連動している投資信託は、長く続けることで安定してプラスを生んでいます。

特にここ数年で言えば、”S&P500”に関連する商品の中には2.5倍に膨れ上がった商品もあります。

長期的に見れば3~11%程度に落ち着くと言われています。

 

 

投資信託が3年未満で解約されてしまう理由

 

最初から短期の予定だった

投資信託を最初から2~3年と決めて行っていた場合です。

例えば3年後に子供の入学などで資金が必要なのでそれまでに少しでも増やしたいといったような場合です。

しかし、投資信託は短期では低い利回りになってしまったり場合によっては元本割れしてしまう可能性があります。

特に積み立て投資は短くても10年程度は継続することをお勧めします。

 

急に資金が必要になった

ずっと預けておく予定だったが、急な出費などで現金が必要になったという場合です。

投資全般に言えることですが、投資は余剰資金で行うことが大前提です。

急な出費にも耐えられないほどに投資につぎ込んでしまうと、結果的に投資が中途半端で終わってしまいマイナスになってしまう可能性も考えられます。

 

マイナスに耐えられなくなった

短期間での含み損に耐えられず、これ以上マイナスが大きくなる前に解約しようと考える場合です。

これは初心者がやってしまいがちな行動の一つです。

いくら安定して利益を生みやすい投資信託でも1~2年など短期間ではマイナスになってしまう場合もあります。

また、積み立て投資信託はそのほとんどが分配金再投資型で、分配金の支払いを自動的に投資にまわされます。

そのため投資者としては分配金もなく価値も下がっていることに強いストレスを感じてしまうのです。

 

他の投資をするために解約

投資信託をきっかけに投資に興味が沸き、個別株やFXに資金を費やすために投資信託を解約するという場合です。

日々含み益が増える喜びやチャートの一喜一憂を知ることで、投資信託では物足りなく感じてしまい、途中でやめてしまうということがあります。

 

他の投資信託に乗り換えるため

あまり深く考えずに契約したものの、投資の知識が深まるにつれて今の商品があまり良いものではないと思い、他の投資信託に変更する場合です。

これも初心者がやってしまいがちな行動の一つです。

知識が深まりより良いものに変更することは決して悪いことではありませんが、短期で終えることでやはり損をしてしまうことがあります。

 

 

積み立て投資信託で損をしないための3つのポイント

Point1. 長く続けられる金額設定

投資は”余剰資金”で行うことが前提となります。

余剰資金とは、

”今後の人生プランや急な出費に備えたうえで、当面使用しないお金”のことです。

毎月1,000円でも問題ありません。

月々の金額よりも何年続けられるかのほうが遥かに重要です。

 

Point2. 商品選び

長く続けるものなので商品選びは重要です。

とはいっても「必ず儲かる投資」なんてものはありませんが、「儲かりやすい投資」は選ぶことはできます。

特に注意すべきなのは以下の3つです。

  • 売買手数料無料
  • 信託手数料は1%未満(最低でも1.5%以下)
  • 投資先が全世界、もしくは複数商品を購入

これらを考えずに購入すると、後々後悔してしまう可能性があります。

 

Point3. マイナスに囚われない

短期的なマイナスに焦って解約してはいけません。

特に上に挙げた2つの条件を満たしていれば、長く続けることで一時的なマイナスから回復しプラスに転ずる可能性が高くなります。

 

過去には100年に1度の経済危機と言われたリーマンショック、新型コロナ蔓延など世界的に株価が大きく下がってしまったことが何度もありました。

しかし、そのどれを見ても株価はその後回復しておりプラスに転じています。

 

長期投資には”バイアンドフォアゲット(買ったことを忘れろ)”という格言がある通り、忘れてしまうくらい気にせずずっと持っておくことが重要です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ランキング参加中★クリック頂けると励みになります!