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株式分割について解説ー株主の影響やメリットデメリットをわかりやすく解説【森永製菓】

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【2023年版】10万円以下で買えるおすすめの株主優待銘柄

お菓子メーカーで有名な森永製菓が

株式分割

を行うと発表しています。

株式分割とは何か。

株主にとってどのようなメリットやデメリットがあるのか。

簡単にわかりやすく解説していきます。

 

株式分割とは

株式分割とは、

”1株を複数に分けて今より安くする”ことです。

正確に言えば、株価を下げて株式を追加で発行することを言います。

株式分配すると株価が下がる

例えば、1株3,000円の銘柄が1:3で株式分割をした場合、

3,000円×1/3=1,000円

となり1株1,000円になります。

安くなることで株を買ってもらいやすくなり、企業としては資金を集めやすくなります。

株主が損をすることはない

また、分割前から株を持っている人も株式分割によって損をすることはありません。

例えば、100株持っている銘柄が1⇒3株の株式分割を行った場合、持ち株が

100株⇒300株

に自動的に増えます。

そのため価値としては、分割前も分割後も同じ30万円ということになります。

配当金や株主優待条件が変わる可能性がある

株式分割によって株主優待の条件や配当金が変わる可能性があります。

株主優待は「〇株以上」という条件がある場合がほとんどですが、例えば1⇒2株の株式分配を行った場合、株主優待の獲得条件が100株以上⇒200株以上に上がる場合があります。

また配当金は、

1⇒2株なら1/2

1⇒3株なら1/3

という風に分割に応じて配当金が下がるのが一般的です。

 

増資との違い

株式分割とは、正確に言えば株価を下げて株式を追加で発行することです。

「増資」も株式を追加で発行することですが、増資は株価を下げません。

  • 増資=株価そのままで株式を追加発行
  • 株式分割=株価を下げて株式を追加発行

 

森永製菓の株式分割の内容

  • 基準日    :2023/12/31(実質12/29)
  • 実施日    :2024/01/01
  • 株価     :1⇒2
  • 配当金(予想):104円⇒52円
  • 株主優待条件 :未定

 

森永製菓は12/29日を基準日として株式を1⇒2株の分割すると発表しています。

この記事の投稿日である12/14時点でのの森永製菓の株価は5,347円なので、仮にこのままの金額で基準日を迎えた場合は1株2,685円になります。

株主優待の条件は決定次第発表されるとのことです。

分割前は100株所持で1,500円分の自社製品がもらえましたが、もし株主優待の条件が変わらなければ来年からは今までの半分の金額で優待が得られることになります。

 

株式分割のメリット:株主

株主優待が豪華になる可能性

もし株式分割後も株主優待の条件が変わらなければ、優待が豪華になる可能性があります。

例えば、

100株=1,000円分

200株=1,500円分

の優待がもらえる銘柄が

1⇒2株の株式分割

を行った場合、分割前から100株持っていた人は200株所有に増えます。

そのためもらえる株主優待

1,000円分⇒1,500円分

に増えることになります。

配当金が増える可能性

株主優待と同じ理屈です。

株式分割後は配当金が下がることがほとんどで、

1⇒2株なら1/2

1⇒3株なら1/3

という風に分割に応じて配当金が下がるのが一般的です。

しかし、もし配当金が下がらなかったら配当金が増えることになります。

分割後に株価が上がる可能性

株式分割を行うと分割数に応じて株価が下がるため全体での価値は変わりません。

しかし、株価が下がると投資家が買いやすくなるためその後株価が上がりやすくなる傾向にあります。

 

株式分割のメリット:株を買いたい人

安価で購入できる

株式分割するとその分株価が下がるため購入しやすくなります。

国内株は100株以上じゃないと買えないため、株価5,000円の銘柄を購入する場合は50万円の資金が必要になります。

今は「ミニ株」や「S株」という名前で100株未満の株(単元未満株)を取引することができる証券会社もあります。

しかし、株主優待などを目的とするのであれば100株以上の購入が必要になります。

 

株式分割のメリット:企業

新たな株主から資金確保できる

株式分割で株価が下がることで新たな株主が買いやすくなります。

企業としては新たな株主が増えることで資金調達ができます。

 

株式分割のデメリット

起業側のデメリット

株式分割とは、正確に言えば株価を下げて株式を追加で発行することです。

発行する株式が増える株主も増えるため、株主の管理が大変になります。

また、株価が下がることに反対する株主も一定数おり、その対応に追われることになるかもしれません。

投資家のデメリット

単元未満株や端株が生まれる可能性

単元未満株とは

”100株未満で取引する株式”のことを言います。

端株(はかぶ)とは

”1株未満で所持している株”のことを言います。

0.1株や0.99株のような状態のことです。

株式分割は必ずしも1⇒2や1⇒10などキリの良い数字で分割されるとは限りません。

1⇒1.1、1⇒1.5というような分割を行うこともあり、その場合は単元未満株や端株が生まれてしまう可能性があります。

単元未満株や端株の売却方法

単元未満株や端株を売却するためには、「買取請求」を利用する方法が一般的です。

買取請求とは、株式を証券会社に買い取ってもらう方法です。

単元未満株や端株は持っていて損はありませんが、気になる人は買い取ってもらうと良いでしょう。

 

株主優待におすすめの証券会社

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まとめ

  • 株式分割=1株を複数に分割して株価を下げること
  • 株主は株価が下がった分持ち株が増えるため損をしない
  • 株主優待の条件や配当金が変わる可能性がある
  • 株式分配は起業と株主どちらにもメリットがある
  • 株式分配によって単元未満株や端株が出ることがある

 

最後までお読みいただきありがとうございました。