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【お金を稼げるゲーム】「NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)」は”稼げるゲーム”なのか”遊べる投資”なのか

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この記事では、

”NFTゲーム”

をゲームと投資それぞれの

視点で解説していきます

 

ソーシャルゲーム業界の現状

日本におけるソーシャルゲーム業界は、2022年に市場規模が2兆300億円に到達し、その後も2兆円以上で推移している巨大産業です。

また、世界規模で見てもソーシャルゲーム業界は年々拡大を続けており、市場規模は2021年時点で137億ドル、2032年には500億ドルを越えるという予想もされています。

ソーシャルゲームにおける収益、登録時は無料でプレイ中に表示される広告の収入やプレイヤーの課金にによって収益を上げるというスタイルが主流です。

つまり、ユーザーとしては1円もお金を支払うことなくソーシャルゲームを遊ぶ”無課金プレイ”が可能というわけです。

 

ユーザーの課金状況については様々な調査がなされています。

ソーシャルゲームは登録者のうち約70%は初日から3日以内にプレイしなくなるとわれており、さらに課金するユーザーは全体の2%程度と言われています。

課金額については、1ヶ月あたりの平均金額は約2,400円であり、課金するユーザーのうち約8割は1ヶ月あたり3,000円未満であるというデータもあります。

 

ソーシャルゲームは無課金プレイが可能であるため、ユーザーの大半が無課金か少額の課金者であり、極少数の高額課金者を囲い込むことで成り立っているサービスであると言えます。

 

 

NFT(非代替性トークン)ゲームの登場

2017年11月。

カナダにあるブロックチェーンベンチャー企業「ダッパーラボ」からとあるゲームがリリースされました。

その名は「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」

猫のキャラクターを繁殖させ、数十億種類以上存在する中のレアな種類の猫を集めていくというシンプルであり奥が深いゲームです。

クリプトキティーズの最大の特徴は、キャラクターである猫がNFTであり、仮想通貨「イーサリアム(ETH))で売買することが可能であること、つまり、現実にお金を稼ぐことができるゲームであるということです。

 

このようなゲームはNFT(非代替性トークン)を取引するため「NFTゲーム(またはブロックチェーンゲーム)と呼ばれ、現在多種多様に存在するNFTゲームの原型となりました。

 

 

NFT(非代替性トークン)ゲームの特徴

NFTゲームの特徴は、ゲームをプレイすることで現実にお金を稼ぐことができるという点です。

NFTゲームでお金を稼ぐ方法は大きく以下の2通りです。

  • クエストやバトルで暗号資産(仮想通貨)を得る(インカムゲイン)
  • NFTキャラクターを売却する(キャピタルゲイン)

現在存在しているNFTゲームの多くは、NFTキャラクターが暗号資産(仮想通貨)を生み出す能力を所持しており、そのNFTキャラクターを利用し暗号資産(仮想通貨)を獲得するか、もしくはNFTキャラクターを売却することでお金を稼ぐことができる仕様となっています。

 

 

NFTゲームの普及率

イギリスのWEBサイト「finder.com」は「NFT Gaming Adoption Report」というNFTゲームの利用状況に関するレポートを発表しました。

それによると、NFTゲームの世界における普及率は約6%程度であり、まだまだ認知度が低い存在であるとされています。

しかし、普及率には国ごとによって大きな差があり、調査対象国の中で普及率の高い順で並べると以下のようになります。

■NFTゲームの普及率

インド 33.8%
香港 28.7%
UAE 27.3%
フィリピン 25.0%

https://datawrapper.dwcdn.net/hIv6A/4/

 

東南アジアの国々ではNFTゲームの普及が進んでいるという結果になっています。

一方でその他の先進諸国では、アメリカは9.4%、イギリスは7.6%など、普及率は軒並み低水準となっています。

日本におけるNFTゲームの普及率については上記の調査に含まれていませんでしたが、世界平均が6%であることから予想すると、決してまだ高くはないものと予想されます。

 

 

ゲーム視点で見るNFTゲーム

ソーシャルゲームの視点でNFTゲームを見ると、NFTゲームは今までにない革新的なジャンルのゲームであるといえるでしょう。

 

費やした費用と時間に対する金銭的リターン

ゲーム好きの人々にとって、自分で育てたキャラクターがお金を生み出し高い価値がつくということは、今までのゲームにはないモチベーションに繋がります。

通常のソーシャルゲームにおいて、課金に対する対価はあくまでゲーム内のものに限られ、現実的な見返りはありません。

現実的なものとしてあえてあげるとするならば、

  • 達成感
  • 爽快感
  • 承認欲求が満たされる

というようなメンタル的要素になります。

 

しかし、もし課金やプレイ時間の対価としてお金がもらえるとなればどうでしょうか。

もしフォートナイトで勝利するごとに賞金がもらえたら、もしポケモンGOのポケモンが高額で出品することができたら、そう考えるとゲームに対するモチベーションは非常に高くなるでしょう。

また、いずれ飽きてゲームをやめたくなったときも、最後にキャラクターを売却できるというメリットも生まれます。

 

無課金プレイでは稼げない

前述のように、ソーシャルゲームの魅力は無課金でも遊べることであり、実際にユーザーの多くは無課金プレイであるというデータがあります。

しかし、NFTゲームでお金を稼ごうとするならば無課金プレイは難しくなります。

その理由は、NFTもしくは暗号資産(仮想通貨)を獲得し自国通貨に交換するまでの過程を無課金でできるNFTゲームが現状ほとんどないからです。

 

例えば、PVP型NFTゲーム「PROJECT XENO(プロジェクトゼノ)」では、プレイヤー同士でバトルを行いその報酬としてNFTの入ったアイテムBOX「NFT BOX」を獲得することができます。

ここまでは無課金でも可能ですが、このNFT BOXを開封するためには「Gコイン」というゲーム内通貨が必要になります。

Gコインは課金でしか入手することができず、NFT BOX開封には最低でも6000Gコイン、日本円で約5,300円程度の課金が必要になります。

また、美少女放置ゲーム型NFTゲーム「ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション(通称:ファンキルオルタナ)」は、放置するだけで暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができるというのが魅力です。

しかし、そのためにはキャラクターの「Earn開放」という機能を開放してキャラクターをNFTキャラクターにしなければなりません。

Earn未開放のキャラクターはNFTではないため、出品することも暗号資産(仮想通貨)を稼ぐこともできません。

Earn開放のためには「姫奇石」というアイテムが必要になります。

姫奇石は課金でしか入手することができず、Earn開放には最低でも5000姫奇石、日本円で10,000円の課金が必要になります。

 

このように、ゲームを楽しむだけなら無課金でもできますが、多くのNFTゲームにおいてNFTや暗号資産(仮想通貨)を手に入れるためには課金する必要があるのです。

 

 

投資視点で見るNFTゲーム

投資の視点でNFTゲームを見ると、楽しみながらお金を増やせるというメリットはあるものの、他の投資に比べると見劣りしてしまいます。

 

NFTゲームのインカムゲイン

結論から言うと、NFTゲームでインカムゲインを狙うのは非効率です。

その理由は2つあります。

 

稼げる額が少ない

例えば、NFTゲーム「ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション(通称:ファンキルオルタナ)」では、10,000円分の課金でユニットのEarn機能を解放しキャラクターを暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができるNFTにすることができます。

NFTとなったキャラクターは「姫札」というアイテムを獲得しそれが暗号資産(仮想通貨)となるわけですが、獲得できる姫札の上限が25,000と決められています。

 

姫札は仮想通貨「HimeTokun(HIME)」に変換され、それを仮想通貨「ポリゴン(MATIC)」と交換することで日本円で売ることができます。

2024年7月28日のレートで換算すると、

 

25,000姫札

➡17,172,420HimeTokun

➡288.1MATIC

➡22,860円

 

となり、交換や売却で発生する手数料を加味すると約20,000円程度となるため、約10,000円の儲けになります。

しかし、初期の頃だと25,000姫札を獲得するまでに約1年近くかかってしまうため、1年かけて1万円を稼ぐという効率の悪い投資になってしまいます。

ゲームを勧めることで同時に複数キャラクターで姫札を集めることができたり、かかる日数が短縮されていきますが、そこまでゲームを進めることにも時間がかかってしまいます。

 

暗号資産の値下がり

NFTゲームで流通するその暗号資産(仮想通貨)は、リリース意向値下がりする傾向があります。

例えば、ファンキルオルタナがリリースされた2024年3月時点のHIMEのレートは約0.01ドルでしたが、2024年7月28日では約0.0000086ドルとなっています。

これはHIMEに限ったことではなく、NFTゲームのゲーム内通貨から交換できる暗号資産(仮想通貨)はそのほぼすべてがリリース後から価値が下がっています。

つまり、得られるインカムゲインは徐々に価値が目減りしていく可能性が高いということです。

 

NFTゲームのキャピタルゲイン

結論から言うと、NFTゲームで大きなキャピタルゲインを狙うことは可能です。

例えば、NFTゲーム「PROJECT XENO(プロジェクトゼノ)」では、アンバサダーとして就任しているYouTuberヒカルさんのコラボキャラクターが当時の日本円換算で約1,000万円で取引されたことが話題となりました。

このヒカルさんコラボのキャラクターは1,000万円分の暗号資産を稼げるわけではなく、

キャラクターの珍しさやヒカルさんの人気による付加価値により高値となりました。

NFTゲームにおけるNFTキャラクターの価値は”どれだけの暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができるか”というものが多いですが、限定キャラクターなどの珍しさに対してプレミア価値が付くことがあります。

しかし、そのようなチャンスはどのゲームにでもあるわけではなく、また定期的に訪れるものでもないため、運の要素が絡みます。

 

 

「NFTゲーム」はゲームなのか投資なのか

私タケが思うNFTゲームのの位置づけはあくまで”お金を稼ぐことができるゲーム”です。

NFTゲームには「P2E(Play to Earn)」という言葉があります。

日本語で”稼げる遊び”という意味です。

あくまでNFTゲームは”遊び”であり、付加価値として実際にお金を稼ぐことができるいう風に捉えるべきだと思います。

 

しかし、これは現時点の話です。

NFTも暗号資産(仮想通貨)も投資としてはまだ歴史が浅いため認知度も低いですが、逆を言えば、今後さらなる発展が期待させる分野です。

今後NFTゲーム市場が拡大していくことで、さらに投資としての魅力が増していくことも十分考えられます。

 

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