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【エヌビディア2倍ETF】「NVDL」と「NVDU」の”2つの大きな違い”をわかりやすく解説|どちらを選べばいいの?

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この記事では、

”「NVDL」”

”「NVDU」”

の共通点と違い

について

わかりやすく解説していきます

 

「NVDU」と「NVDL」の共通点

エヌビディアの株価に連動

NVDUとNVDLは、どちらも米国銘柄「エヌビディア」株価の値動きに対して、1日単位で約2倍変動するように設定されたETFです。

例えば、エヌビディアの株価が1日で1%上がったら、これら2つのETFは2%上がります。

反対に、エヌビディアの株価が1日で0.5%下がったら、これら2つのETFは1%下がるというような具合です。

 

米国ETF

EFTとは”上場している投資信託”のことで、通常の投資信託とは違い個別株のように株式市場で取引することができます。

NVDLとNVDUはどちらも米国証券取引所「NASDAQ」に上場している投資信託、”米国ETF”です。

そのため、日本の投資家にとっては海外FTFとなり外国株式と同じ扱いになるため、”外国株式取引口座”の開設が必要となります。

 

 

NVDUとNVDLの大きな違い

同じようにエヌビディア株の2倍の変動となる2つのETFですが、それぞれの特徴を詳しく見ていくと大きな違いがあることがわかります。

 

大きな違い①:パフォーマンス

まず以下の表をご覧ください。

これはある5日間のエヌビディア、NVDU、NVDLのそれぞれの株価変動を表したものです。

 

■とある5日間の価格変動

▼エヌビディア
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 合計
-1.4% -6.6% 6.6% -0.9% -1.4% -4.0%
▼NVDU
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 合計
-1.8% -12.8% 12.3% -2.0% -2.5% -8.1%
▼NVDL
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 合計
-2.7% -12.5% 12.3% 0.4% -4.9% -8.8%

 

これを見て分かるように、同じようにエヌビディアの2倍変動するはずのNVDUとNVDLですが、その動き方に差があることがわかります。

さらに、どちらもぴったりエヌビディアの2倍になっていないということもわかります。

 

さらに期間を広げて見てみます。

以下の表は、現地時間で2024年1月1日から6月27日までの年初来リターン率(今年になってどれだけ価値が増減したか)を表したものです。

 

■年初来リターン率 ※2024年6月27日時点

エヌビディア 150.37%
NVDU 305.7%
NVDL 369.69%

 

※2024/6/29追記・編集 

読者さまよりご指摘を頂きました。

NVDUは2023年4月から1.5倍→2倍に変更となったため、過去2か月間で比較しました。

 

■2024 4/29-6/28 リターン率

エヌビディア 41.00%
NVDU 86.86%
NVDL 85.74%

 

これらの結果から次のようなことが分かります。

 

  • NVDUとNVDLはどちらもエヌビディア株の1日単位の値動きにの対して、ちょうど2倍変動するわけではない
  • NVDUとNVDLは値動きに差がある

 

ただし、これはあくまで現段階までの結果です。

今後もこの傾向が続くのかどうかはわかりません。

 

 

大きな違い②:配当の違い

■配当回数、金額など

銘柄 配当回数 直近配当金額 年間配当利回り
NVDU 年4回 0.484ドル 1.10%
NVDL 年1回 1.685ドル 2.40%

 

NVDUは12月、3月、6月、9月と年4回配当があります

一方で、NVDLの配当は12月の年1回のみです。

 

NVDUは設定以来3回配当金が支払われていますが、それらの平均を4回分に換算すると1.229ドルとなります。

またそれぞれの年間配当金額を現在の基準価格で計算すると、年間利回りは次のようになります。

  • NVDU 1.10%
  • NVDL 2.40%

ここまでの結果では、NVDLの方が利回りが高い結果となりました。

ただし、配当金額は毎回変動する可能性が高く、この利回りがこの先も続くという保証はありません。

 

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その他の違い

取り扱っている証券会社
  • NVDU

SBI証券、ウィブル証券、楽天証券など

  • NVDL

SBI証券、ウィブル証券、moomoo証券など

 

現在ではSBI証券ウィブル証券の2社がどちらETFも取扱っているようです。

NVDUもNVDLも、2024年の6月から続々と日本の証券会社で取り扱われるようになっています。

今後、他の証券会社でも取り扱われるようになる可能性は十分に考えられます。

 

運用期間
  • NVDU:2023年9月13日から運用開始
  • NVDL:2022年12月13日から運用開始

 

基準価格
  • NVDU:122.15ドル
  • NVDL:70.14ドル

※2024年6月27日時点

 

運用会社
  • NVDU:ディレクシオン

https://www.direxion.com/

責任者・ファンドマネージャー:ポール・ブリガンディ

  • NVDL:グラナイトシェアーズ

https://graniteshares.com

責任者・ファンドマネージャー:ジェフ・クレアマン

 

信託報酬(経費率)
  • NVDU:1.04%
  • NVDL:1.15%

信託報酬(経費)は日割分が毎日の基準価格に反映され、1年間で上記の割合が引かれるかたちになります。

信託報酬はややNVDUの方が安価となっていますが、その差は0.11%となっているため必要以上に気にする必要はないと言えます。

これがどのくらいの差なのかをわかりやすく例えると、この2つのETFを100万円ずつ購入し、どちらも年5%ずつ価値が上がり続けた場合、10年後の基準価格の差は約14,000円となります。

 

 

レバレッジ型ETFの注意点

NVDUやNVDLのように、”指標に対して〇倍の変動する”というようなETFを

「レバレッジ型ETF」

と言います。

実際にレバレッジを掛けたり信用取引をするとなく2倍以上の損益を得ることが可能であるため人気のETFです。

しかし、レバレッジ型ETFは以下の2つに注意する必要があります。

  • 将来の価値が2倍を下回る可能性
  • 損失が2倍以上になる可能性

 

詳しくは別記事で解説しています。



どちらが優れているのか

ここまでの結果だけを見ると、パフォーマンスの面では、NVDUとNVDLどちらもエヌビディア株価変動の2よりも大きく動いており、さらにその動き方には差があることがわかりました。

しかし、結果的にはどちらもかなり近い結果となっており、現時点でどちらが優れていると判断することはできないでしょう。

 

配当面では、ここまでの結果を見るとNVDLの方が配当利回りが高いという結果となっています。

興味のある方は参考にしてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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