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【NVIDIA2倍】「DirexionデイリーNVDA株ブル2倍ETF(NVDU)」について解説!注意すべき2つの落とし穴とは?【NVDU】

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この記事では、

”「DirexionデイリーNVDA株ブル2倍ETF(NVDU)」”

について

わかりやすく解説していきます

 

”「Direxionブル2倍ETF」シリーズ”とは

「Direxionブル2倍ETF」シリーズは、Direxion社が運用するレバレッジETF(上場投資信託)の1つであり、特定の銘柄や指数の値動きに対して、1日単位でちょうど2倍変動するように設定されているETFです。

2倍とは値動きの金額に対してではなく変動割合、つまり”%”が2倍になるということになります。

 

例えば、「Direxionデイリー”A株”ブル2倍ETF」の場合、A社の株価が1日で1%上がったら「Direxionデイリー”A株”ブル2倍ETF」は2%上がります。

反対に、A社の株価が1日で0.5%下がったら「Direxionデイリー”A株”ブル2倍ETF」は1%下がることになります。

ただし、値動きの時間や変動幅によってはぴったり2倍にならない場合もあります。

 

 

「DirexionデイリーNVDA株ブル2倍ETF(NVDU)」とは

「DirexionデイリーNVDA株ブル2倍ETF(NVDU)」とは、米国銘柄「エヌビディア(NVDA)」株の1日単位の値動きに対して、2倍変動するように設定されたETFです。

 

エヌビディアと言えば、2024年6月19日に時価総額が3兆3300億ドルを越え、時価総額世界1位の座に長らく君臨していたMicrosoft社を抜き、世界1位となったというニュースが話題になりました(その後すぐ2位に転落)。

そんな現在飛ぶ鳥も落とす勢いで成長を続けている米国企業、エヌビディアに対して2倍の値動きをする商品とは、なんとも夢と希望を感じられる商品に思えます。

 

 

「NVDU」がSBI証券で購入可能に

エヌビディアが快進撃を続ける中、

「Direxionデイリー NVDA株 ブル2倍ETF(NVDU)」

が、2024年6月14日からSBI証券で購入できるようになりました。

購入するためには、外国株式取引口座の開設が必要になります。

現在、SBI証券で米国株の取引を行っている方は何もしなくても購入することができます。

また、NVDUと同じくエヌビディア株の1日単位の値動きに対して、2倍変動するように設定されたETF、

「グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETF(NVDL)」

という商品があります。

NVDLはmoomoo証券で購入することができます。

そして、

「Direxionデイリー NVDA株 ブル2倍ETF(NVDU)」

「グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETF(NVDL)」

このどちらもウィブル証券で購入することができます。

 

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「NVDU」の2つの落とし穴

なんとも魅力的に思える「NVDU」

 

「この先エヌビディア株はもっと上がるだろうし、それならエヌビディアを買うよりNVDUを買った方が2倍儲かる♪」

と思っていませんでしょうか。

結論からいうとこれは間違いです。

なぜでしょうか。

 

ここからは、NVDUについて知っておくべき”落とし穴”について解説していきます。

 

落とし穴1. 将来の価値が2倍を下回る可能性

例えば、エヌビディアの株価を130ドルとし、次のように値動きしたとします。

実際はここまで大幅に日々変動することはまずありませんが、わかりやすいように大きな変動で考えます。

 

エヌビディア 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
株価 120ドル 150ドル 140ドル 160ドル 170ドル
値動き(%) -7.69% +25.0% -6.67% +14.29% +6.25%

130ドル → 170ドル = +40ドル

 

この場合、NVDUはその2倍変動するので次のような値動きになります。

NVDU 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
株価 110ドル 165ドル 143ドル 184ドル 207ドル
値動き(%) -15.38% +50.0% -13.33% +28.57% +12.50%

130ドル → 207ドル = +77ドル

 

エヌビディアが+40ドルになったのに対し、NVDUはその2倍になっていないことがわかります。

NVDUはエヌビディアの株価の変動金額ではなく値動き(%)の2倍動きます。

そのため、エヌビディアの株価が上げ下げを繰り返しながら上昇した場合、NVDUの利益はエヌビディア株の利益の2倍より低くなる可能性があります。

 

さらに、ETFには「信託報酬(経費)」が発生します。

NVDUの経費率は1.04%です。

ETFの信託報酬は経費率を日割りして毎日基準価格に反映されます。

つまり、NVDUは上がるはずだった基準価格から、年間で1.04%低くなります。

 

落とし穴2. 損失が2倍以上になる可能性

例えば、エヌビディア130ドルから次のように値動きしたとします。

エヌビディア 1月目 2月目 3月目 4月目 5月目
株価 140ドル 110ドル 125ドル 105ドル 100ドル
値動き(%) +7.69% -21.43% +13.64% -16.0% -4.76%

130ドル → 100ドル = -30ドル

 

この場合、NVDUはその2倍変動するので次のような値動きになります。

NVDU 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
株価 150ドル 86ドル 109ドル 74ドル 67ドル
値動き(%) +15.38% -42.86% +27.27% -32.0% -9.52%

130ドル → 67ドル = -63ドル

 

この場合、NVDUはエヌビディアが下げた株価の2倍以上、下がっていることがわかります。

エヌビディアの株価が上げ下げを繰り返しながら下落した場合、NVDUの損失はエヌビディア株の損失の2倍より大きくなる可能性があります。

 

 

SBI証券にも注意書きあり

NVDUのように、元となる指標の○倍の動きをするような商品を「レバレッジ型商品」と言います。

 

SBI証券にはレバレッジ型商品について次のような注意書きがあります。

・レバレッジ型指標は、中長期にわたって投資をする場合、原指標の変動率とレバレッジ型指標の変動率の乖離が大きくなる可能性があり、留意が必要です。

・原指標の上昇と下落が相互に繰り返されるような相場においては、複利効果により、原指標と比較して指数のパフォーマンスが逓減して行くという特性があり、投資者は利益を得にくくなりますので、留意が必要です。

引用元:レバレッジ型・インバース型 ETF 等に係る商品の特性とリスクについて

https://global.sbisec.co.jp/

 

少し難しい書き方ですが、上で解説した2つの例と同じことを指しています。

 

ちなみに、元となる指数の”マイナス○倍”動くという商品もあり、それを「インバース型商品」と言います。

インバース型商品についても、同じ注意が必要です。

 

 

短期では2倍以上のパフォーマンスになる可能性あり

上で挙げた例とは反対に、もしエヌビディア株が連日上がり続けた場合、NVDUはエヌビディアの2倍以上の価値になることもあります。

例えば以下のような動きの場合です。

 

エヌビディア 1月目 2月目 3月目 4月目 5月目
株価 140ドル 150ドル 155ドル 160ドル 175ドル
値動き(%) +7.69% +7.14% +3.33% +3.23% +9.38%

130ドル → 175ドル = +45ドル

 

NVDU 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
株価 150ドル 171ドル 183ドル 195ドル 231ドル
値動き(%) +15.38% +14.29% +6.67% +6.45% +18.75%

130ドル → 231ドル = +101ドル

 

何日も連日で株価が上がり続けるというのはなかなかあるものではないものの、短期的には十分あり得る話です。

インバース型商品は短期では高いパフォーマンスを発揮する可能性があると覚えておきましょう。

 

Point
短期ではNVDUはエヌビディアの2倍以上のパフォーマンスになる可能性があるが、中長期になるほどNVDUはエヌビディアの2倍以下のパフォーマンスになりやすくなる。

 

 

とめ

  • DirexionデイリーNVDA株ブル2倍ETF(NVDU)はエヌビディアの株価に対して1日単位で2倍変動するETF
  • エヌビディアの株価が上げ下げを繰り返しながら上昇した場合、NVDUの利益はエヌビディア株の利益の2倍より低くなる可能性がある
  • エヌビディアの株価が上げ下げを繰り返しながら下落した場合、NVDUの損失はエヌビディア株の損失の2倍より大きくなる可能性がある
  • NVDUは短期では高いパフォーマンスを発揮する可能性がある

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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